【路上の花】
父に頭を銃で撃たれ、いつ死にいたるか分からない傷を持つ青年ヘンリー。
伝説の歌手の名「ベルネ」を受け継いだヘンリーはベルネと名乗り、天才的なロックスターガーディ(ガードルード・レアモン)に見いだされる。その価値を見極めるため、ガーディのブレインであるグドランは彼に接触する。だが、ベルネの声を聞いた瞬間、グドランは言い知れぬ衝撃に襲われる。
「あの男は、いずれお前の立場を脅かすかもしれない」
1970年代ロンドン。すべての始まりとなる、ベルネとガーディの邂逅の物語。
【クローサー】
ガーディの館で暮らすことになったベルネ。
身体を重ねるほど近くにいながら、彼は頭部に抱えた秘密を明かせず、ガーディに心を許すことができずにいた。
触れ合っているのに、埋まらない距離。
その隔たりをなくすため、今度はガーディの方から一歩を踏み出す――。
少しずつ近づいていく二人の心と、なお隠されたベルネの秘密。
関係が大きく動き始める。
※本作は『蒼の男』をお読みいただいてからご覧いただくと、より一層お楽しみいただけます。
