王女エレインは自軍の将軍として敵国マリエン王国との戦争の最前線にいたが、突然の休戦の条件によりマリエン国王の側室に望まれてしまう。
敵国で彼女を出迎えたのは、戦場で剣を交えた王弟アルフォンスだった。彼の紳士的な対応にホッとするものの、兄の国王は下卑たことを強要したり尋常ではない目を向けてくるため憂鬱になるエレイン。さらには何者かが毎日エレインの食事に毒を混入し、常に体調不良を隠しながら過ごさなくてはならなくなった。さすがのエレインも気が滅入るなか儀式当日を迎えると、国王が殺されたという知らせが届きーー。
敵国で王妃となったエレインが、かつて剣を交えた相手と共に運命に抗い、互いを心から愛するまでを描いた物語。
作者より
敵国に嫁いだエレインが、偏見や陰謀の中でずっと寄り添ってくれたアルフォンスと心を通わせていく物語です。2人が静かに、かつ強い心でお互いを選び続ける姿を丁寧に描いたつもりです。王宮の陰謀とゆるやかな溺愛が交錯する物語として楽しんでいただければ嬉しいです。
『敵国に嫁いだ紅の剣姫は王弟の愛に溶かされる(1)』には「序章」~「第二章」(前半)までを収録

