◆戦争であれビジネスであれ、いまも昔も、生きていくために「戦わなければならない」という本質に変わりはない。約2500年も前に書かれた中国の兵法書『孫子』が、現代も世界中で読み継がれ、人々をひきつけて止まないのは、そのためだろう。時代や分野を超えて、勝負に勝つためのエッセンスが『孫子』には凝縮されている。◆『孫子』を愛読書としてあげる人物には、方面を問わずビッグネームがずらりと並ぶ。彼らは単にこれを読むだけではなく、そこに究極の「競争状態での原理原則」を見出し、いまの時代背景や自身の状況に引きなおして「自分の知恵」として吸収し、実践しているのである。◆古典を面白いと感じるか、また活かせるか否かのポイントは、これを「自分の知恵」として吸収し、実践できるかどうかにある。本書はこれを意識し、第I部では、『孫子』はそもそも何を問題とし、何を解決しようとしたのかについて、『孫子』の言葉を読み解いていく。第II部では、『孫子』の教えをいかに活用するかをテーマに、前提条件がまったく違う現代でも本当に役立つのだろうか?という観点からビジネスや生き方にどのように応用・実践していくか解説をする。◆新版では、「AI時代にこそ武器になる人間的な要素とは何か」「ライバルと競争する以前に、『戦う土俵をまず選ぶ・新たに作る』がなぜ重要になったのか」「『事前に勝っている態勢』をいかに構造的に作ってしまうのか」「『不敗』をうまく活かして最終的な目的を達する方法」など最新のビジネスやスポーツの事例も織り交ぜた形で紹介する。
