「出来事の衝撃にさらされることなしに,歴史一般を論じることは空しい.出来事から出発し,出来事をめぐって哲学することをわたしは夢見ている」──証言不可能性,「忘却の政治」,〈アウシュヴィッツ〉という,物語りを拒む凄惨な出来事.「忘却への罠」がもたらす幾重ものアポリアをくぐり抜けながら,記憶の倫理を探る.詳細