その美しい瞳は何も映さないはずなのに、私の心は見透かされていく――。
ジョシュア・ディレーニー。いったいこの人は何者なのかしら。リリー・アンは、酒びたりで疎遠にしがちだった亡き父が、秘密裏にある男性に送金しつづけていたことを知ったばかりだ。どうやら父はゆすられていたらしい。自分の治療費を削ってまで金をつくり、死んでいった。真相をつきとめようと、ディレーニー家に赴いたリリー・アンは、現れた優しげな青年を見て言葉を失う。すらりと背が高く、たぐい稀な美貌を持つジョシュアは――全盲だったのだ。この人が父を脅迫していたなんて、とても信じられない……。折しもジョシュアに、募集中のハウスキーパーと勘違いされ、リリー・アンは彼と一つ屋根の下に暮らすことになる――。
■偶然の勘違いから、素性を隠して彼に仕えることになったヒロイン。でも孤独なジョシュアの目となり手となって寄り添ううち、胸に宿ったのは憎しみではなく、切ないほどの愛でした。すべての謎のベールがはがれたとき、二人に起こる奇跡とは?
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

