殺人事件関係者が書き込んだ二冊の古書から見えてくる、事件の真相(「二冊の同じ本」)。 作家の「私」が買い取った、明治の贋札事件解明の手がかりとなる大隈重信の手紙(「相模国愛甲郡中津村」)。 偶然手にした古書が謎を解き、そして更なる謎を呼ぶ―― 初書籍化作品一篇を含む、書物と過去の謎をテーマにした文庫オリジナル短篇集。 〈解説〉松井和翠詳細