民衆宗教―帝国日本の信仰とナショナリズム

民衆宗教―帝国日本の信仰とナショナリズム

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天理教、大本、如来教、黒住教、金光教、丸山教……。 近代日本では、個性的な教祖による民衆宗教が数多く生まれた。 それらは、膨張する大日本帝国といかなる関係があり、社会にどのような影響を与えたのか――。 19世紀初めから敗戦前後に至る150年のなかで、民衆宗教の信仰、イデオロギー、国内外での布教活動、国家による弾圧、戦争協力などを追う。 その複雑な軌跡からは、もう一つの帝国日本の姿が見えてくる。 まえがき 第1章 民間信仰からの離陸――一八〇〇~六〇年代(1) 1  狐憑きか、神様か――中山みきと神がかり 2  教祖の来歴――天理教・如来教・黒住教・金光教 第2章 教祖たちの思想――一八〇〇~六〇年代(2) 1  心なおしの信仰 2  旧く、新しい神々 3  新しい共同性 4  この世へのまなざし 第3章 近代国家との出会いと葛藤――一八六〇~八〇年代 1  転換期の宗教者たち 2  明治国家による抑圧 3  世俗の秩序を超えて 4  丸山教と「み組」事件 第4章 発展と代償――一八八〇~一九〇〇年代 1  バッシングの嵐 2  飯降伊蔵と憑依の時空間 3  教団の近代化と「おさしづ」 4  大本の登場 5  「筆先」と世紀末の日本 第5章 霊魂をめぐる抗争――一九〇〇~二〇年代(1) 1  大正維新論 2  鎮魂帰神法の思想と実際 3  憑きもの信仰と近代霊学システム 4  再浮上する神の声――天理研究会 第6章 神話とナショナリズム――一九〇〇~二〇年代(2) 1  「泥海古記」と『霊界物語』の形成 2  共生する神話たち 3  記紀神話への対抗 4  和解と変革の神話としての『霊界物語』 第7章 帝国主義との交錯――一九〇〇~二〇年代(3) 1  天理教の海外布教 2  大本の人類愛善運動 3  植民地朝鮮と民衆宗教 4  国民国家を超える 第8章 総力戦下の弾圧と動員――一九三〇~四〇年代 1  満洲事変と「非常時」 2  大本の民衆宗教ウルトラ・ナショナリズム 3  宗教弾圧の時代 4  一九三〇年代の天理教と「ひのきしん」 5  戦争協力へ 終章 戦後日本と民衆宗教――一九四〇~六〇年代 1  信教の自由がもたらしたもの 2  民衆宗教言説の誕生と戦後大本 3  周縁化された者たちの近代史 あとがき 引用・参照文献 略年表

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    9月18日発売予定

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