魔王として生まれたヒレインには、宿命があった。――勇者と、その血を継ぐ者を根絶やしにすること。だが、それは終わりのない輪廻だった。幾度倒しても、勇者は蘇る。その子が、さらにその子が刃を手に立ち塞がり、最後には彼のほうが討たれ、すべては始まりへ巻き戻る。嫌気がさした彼は魔王の座を降り、その証たる角を自ら折って、城を後にした。ようやく手にしたはずの、穏やかな日々。だが運命は、再び彼を手繰り寄せる。巡り会ったのは――かつて幾度も刃を交えた宿敵の、まだ幼い姿だった。
既刊(1-5巻)
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Vero & Hillain 1話 悪役の定められた運命