「琴なんていなければよかったのに」--芸術的才能を持つ学生が集う「私立ムーサ芸術学院」に通う、ヴァイオリン弾き・相楽琴乃典と、幼なじみのピアノ奏者・三諸斎。平凡な斎は、琴に対して劣等感を抱いていたが、憎むほどに、いつしか特別で大切な存在になっていた。そんなある日、斎は琴の叔父・弓弦が、寝ている琴にキスをしようとする場面に遭遇する。「琴には手を出さない」という約束で、斎は琴の身代わりに弓弦と肉体関係を結んでしまい……?--「ミューズに祝福されし者」のスピンオフシリーズがついにコミックス化!!痛いくらいに切ない、学園トライアングルストーリー。