この家からは逃れられない。ねっとりと絡みつく母娘三世代の愛憎劇。
主人公・雛絵は、美しく手先が器用な祖母・母親相性があまり良くなかった。
祖母・母親からも亡き祖父、父親に似てしまったと言われて、疎外感を抱いている。
ある日、祖母・母親は親族に立ち退き拒否をする住民の相談した。
後日、町で小規模な増水事故が起きる。その犠牲者は例の立ち退き拒否をしていた住民だった。
雛絵の小学校時代、高校時代、結婚後と年代別で描かれる、母娘三世代の愛憎劇ホラー。
●目次
序
一章 嬢ちゃん
二章 坊や
三章 お婿さん
四章 旦那様
終
●著者
篠たまき(しのたまき)
二〇一六年『やみ窓』にてデビュー。著書は『人喰観音』『氷室の華』『月の淀む処』『観音異聞』など。アンソロジー『異形コレクション』『てのひら怪談』『こわい話の時間です』など。
