一九一六年十月から十二月にかけての、第一次世界大戦の従軍日記で、カロッサは大隊付き志願軍医として、僻地のルーマニア山岳地帯の戦闘に従軍する。さいわい人を殺すことを強いられなかったせいもあって、激しい戦闘の脅威にさらされながらも、カロッサはついに平常心を失うことがなかった。悲痛な身ぶりや、大げさな叫びもなく、ひたすらに危険と暗黒の中に挺身して、そこにやむこともなく響いている声に耳を傾ける。独自の地位を占める作品。
9月12日発売予定
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