「なんて べんりなんでしょう!わたしが たくさん いるなんて・・・・・・。」ある日突然、鏡の中から自分にそっくりな女の子が4人でてきました。彼女たちは、かおるちゃんのいやなこと、めんどうくさいことをなんでもやってくれます。ところがだんだん、楽しいことや嬉しいものまで奪われるようになってしまいました。「やい! みんな・・・・・・。ずるいじゃない! ひどいじゃない!」怒ったかおるちゃんは、鏡に「あること」をします。「なぜ、わたしが こんなことを したか、パパにも ママにも わかりはしないわ。」====読むと、どきりとする。──子どもの「ほんとう」がここにある。現代の絵本が描くことをためらいがちな子どものずるさ、強情さ、夢、あふれるような愛情──。せなけいこはそういった子ども本来の姿を、やさしく、ユーモラスに、そして鋭く描きました。====「子どもだって、じぶんでやりたいことをやった以上、困った結果がおきても、“おとなに泣きこむわけにはいかないな”と感じているのです。」── せな けいこ(あとがきより)====幻の衝撃作がついに復刊。「ねないこ だれだ」で知られる「いやだいやだのえほん」シリーズの次に読んでほしいシリーズとして、せなけいこが挑んだ「おおきくなりたいえほん」シリーズ全4冊が、同時によみがえります。子どもと、かつて子どもだった大人へ──今こそ、親子でいっしょに読んでほしいものがたりです。

