あらすじやりたいことも見つからず、女にも振られ、東京から逃げるように大阪にやってきたイマドキの若者、田町直也(23歳)は、深い考えもなく消費者金融会社の『帝国金融』に就職する。教育係の灰原達之をはじめ、『帝国金融』の百戦錬磨の先輩たちに揉まれながら、心ならずも“金融道”を歩き始めることに。府議会も絡んだ魚市場移転延期問題に翻弄される人達への融資を通して、金を貸す側の厳しさ、金を借りる側の苦悩やズルさを知っていくのだった…。