あらすじ突然の父の訃報。葬式で再会したのは、10年前、情熱的な恋愛で「家族」となった、光だった。当時、身よりのない光を戸籍上の養子として迎え入れてくれた父に感謝したが、その後、光と関係がぎくしゃくしはじめた矢先、父と光の仲を疑い始めた俺、正司が、家を飛び出したのだ。父とも光とも別れて別の道を歩んでいた俺。しかし、思ってもみない形での再会に複雑な思いは否めなかった。過去をきれいに精算しようと思っていたが、今初めて明かされた父の愛情と、光の想いに、俺は……。