あの頃、私は母の部下だった――
バリキャリの母が自分を産んだ年齢を迎え、婚活を始めた理佳子。
次第に理想の家族の形が揺らぎ始め……
令和の婚活と母娘の関係を描く渾身作!
化学メーカーで研究員として勤める田口理佳子は、家でも土日でも仕事をする母に育てられた“バリキャリ”の子だ。母が自分を産んだ27歳を迎え、周囲には結婚ラッシュが訪れた理佳子は、婚活を始める。
女は結婚したら派遣社員になるべきと考える専業主婦家庭の男。子の教育方針は親がすべて決めるべきだと言う理系男子。子育てを投資と考える外資コンサルの男。
それぞれの理想を掲げる男性との対話を経て、理佳子が辿り着く答えとは何か――。
「わたし、定時で帰ります。」シリーズ朱野帰子さん絶賛!
バリキャリの母に育てられた娘たちが、「母」について書く時代がはじまった。
働きまくってきた「母」は、我が子を幸せにすることができたのだろうか?
そのアンサーの一つがこの小説にはある。
