大正十二年九月、関東一円が未曽有の大災害に見舞われる。神楽坂子爵家の嫡男・旭は、留学先のイタリアから一年ぶりに帰国した。十五年間暮らした生家は全壊。父親の兵衛は意識不明の重体だった。旭は両性具有であり、十歳の頃から父と叔父から性的虐待を受けてきた。叔父と再会した夜にも凌辱されてしまう。旭は家令の崎守と共に、軽井沢の別荘に行くことになった。別荘で旭を待っていたのは、金緑色の目を持つ白髪の男だった。男は旭の実の兄・飛鳥だとわかり……?
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ヘルマフロディトスの恋