鳥も、魚も、虫も――人というのも、私は見たことがない。残っているのは、緑に包まれ腹の空いた建物と、穏やかな風の音。いつもと変わらない、静かな散歩道。だけど今日は、知らない足音が、私の後ろに一つ。鳥でも、魚でも、虫でもない"誰か"が、ただひたすらに私の後をついてくる。「おかしな子」そう言いながら私は、いつもと違う”誰か”に微笑みかけた。これは、いつもと変わらないはずの散歩道に加わった、"誰か"との≪想い出≫。※本作は黒崎香蓮の個人誌作品の電子書籍版となります。
9月4日発売予定
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