■「繊細さ」は、克服するものではありません。
朝、会社に向かうだけで体が重い。
通知が鳴るたびに、気持ちが落ち着かなくなる。
会議では他の参加者の様子を追いかけてしまい、
帰宅後は何もできなくなる。
それなのに「これくらい普通なのかな」と、
自分の疲れをうまく説明できないまま働いている??。
■本書は、そんなHSP(Highly Sensitive Person)の方に向けた、
「繊細なままで、賢く働き続けるための技術」の本です。
著者は、HSP専門キャリアコンサルタントとして
延べ数千人の相談に向き合ってきた、みさきじゅり氏。
自身もHSS型HSPであり、
外から見れば順調なキャリアを歩みながら、
「気を抜くことができない緊張感」を長く抱えてきました。
HSPに関する本は増えました。
けれど、その多くは「繊細な自分を知る」ところで終わってしまいます。
本書が扱うのは、その先です。
■「知ったうえで、どう働くか」
HSPが消耗するのは、能力やスキルが足りないからではありません。
合わない環境にいると、力を発揮する前に消耗してしまうからです。
反対に、自分に合う環境では、
無理をしなくても、自然体のまま力を発揮できるようになります。
だから必要なのは、繊細さを直すことではなく、
(1)自分に「合う環境」を見立てること
(2)感受性を「仕事のスキル」に翻訳すること
(3)消耗しないための「境界線」を引くこと
この3つを、自分の基準で組み立て直すことです。
人の感情に気づくこと。変化を察知すること。物事を深く考えること。
これまで「弱さ」だと思っていた感受性は、
使い方を知った瞬間から、そのまま仕事の資産になります。
「HSPだから、生きづらい」で止まらなくていい。
HSPには、HSPなりの進み方があります。
繊細なあなたが、あなたのままで働き続けるために。
■こんな方にオススメ
・仕事はきちんとこなせているのに、いつも疲れ切ってしまう方
・「繊細だね」と言われることに、どこかモヤモヤを感じている方
・職場の人間関係や空気に、必要以上に消耗してしまう方
・転職を考えても、何を基準に選べばいいかわからない方
・HSPを自己理解だけで終わらせず、キャリアに活かしたい方
・刺激は好きなのにすぐ疲れてしまうHSS型HSP・外向型HSPの方
■本書の構成
まえがき 「繊細だから」では、前に進めない
第1章 「繊細=か弱い」という呪縛を手放す
第2章 「やりたいこと」よりまずは「合う環境」を知ろう
第3章 今のあなたはどこにいる?休息・移行・設計
第4章 感受性を仕事のスキルに翻訳しよう
第5章 境界線を引くことは「誠実さ」である
第6章 組織で賢く生きるための処世術
あとがき
