枯山水で囲まれた古寺で起こった“開かれた密室殺人”に挑む高校生の推理
夏休みに京都を訪れた高校生・佐野進は、ふとした好奇心から、ホテルで見かけた挙動不審の男を尾行した。男は観光コースをはずれ、虎安寺の六角堂の中に入りこむが、進が一瞬目を離した隙に何者かに殺されてしまう。はからずも第一発見者となったうえに、殺人容疑をかけられた進は、自らの容疑をはらすため行動を開始。だがそのために、事件は思わぬ方向へ……。中篇ミステリを3作品収録。
*京都殺人事件
*雪の密室殺人事件
*死を呼ぶ将棋の駒
●斎藤 栄(さいとう・さかえ)
1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。
