AIの次にくる「量子の時代」に備えよ!
どんなメカニズムで、どう機能するのか?
「全国民必読の最新教養」を基礎から分かりやすく解説する!
「1+1」などの単純計算には不向きで、データのコピーも難しい?
状態の重ね合わせと量子もつれを活用する「量子力学的並列計算」とはなにか?
なぜ高速計算が可能なのか?
「観測」もまた演算であるとはどういうことか?
量子力学に基づく機械に不可避の「量子エラー」とは?
じつは、私たちの脳も量子コンピュータであり、エラー訂正機能を備えた「万能型」が実現したとき、「心」の謎が解き明かされる!?
日米で量子コンピュータの関連特許をもつ著者が、「産業革命以来のインパクト」をもたらす計算機の本質を、量子力学の基本から懇切丁寧に解説する。
〈もくじ〉
第1章 「古典コンピュータ」vs.「量子コンピュータ」──何がどう違うのか?
第2章 コンピュータとはなにか──「単なる計算機械」ではない!
第3章 「量子力学」をどう使うか──量子コンピュータの基盤を理解する
第4章 量子コンピュータは「観測」を演算として使う──「波束の収束」が生み出す不思議な現象
第5章 量子計算のアルゴリズム──広い応用範囲を活用する
第6章 量子情報の寿命を考える──シュレーディンガーの猫はいつ死ぬのか?
第7章 量子エラーと量子エラー訂正──アナログな現象をデジタルに変える
第8章 「エラー耐性」を備えた量子コンピュータを作る──求められる7条件
第9章 量子コンピュータに何ができるか──3段階で考える
〈著者〉
小泉裕康(こいずみ・ひろやす)
筑波大学計算科学研究センター准教授。専門は理論物理学、理論化学。
1962年、新潟県生まれ。1985年に東京大学教養学部基礎科学科卒業後、1987年に東京大学理学系大学院物理学専攻修士課程修了(理学修士)。同年、フルブライト奨学生として渡米し、1991年にノースウェスタン大学化学科博士課程修了(Ph.D.)。姫路工業大学(現・兵庫県立大学)助手等を経て現職。日米で、量子コンピュータに関する特許を保有。おもな著書に『新しい量子力学入門(上・下)』(筑波大学出版会)、『The Geometric Phase in Quantum Systems』、『Microcluster Physics, 2nd ed.』(いずれも共著、Springer-Verlag)など。
趣味はチェロの演奏。
