【あらすじ】神職の家系である松白(まつしろ)家の長男・満碧(まお)は、真珠色の髪に燐葉石の瞳という普通とはかけ離れた見た目で生まれ、強力な"浄めの力"――人間の業や煩悩、ひいては人智を超えた呪いまでも鎮め、浄める力――を所持していた。十七歳になった満碧(まお)のもとに舞い込んできたのは、神祇省勤めのエリートである菊名橋汀夏(きくなばし ていか)との縁談だった。嫁いだ満碧を待ち受けていたのは、菊名橋家に代々続く短命の呪いを浄化し、解呪せよ、という難題だった――。 神祇省勤めの呪われたエリート×強い浄化力をもつ巫覡の大正浪漫BL【登場人物】松白 満碧(まつしろまお):17歳/165cm/52kg/受け代々神職を勤める一族の長男(姉、満碧、妹、妹の四兄弟)。浄化の力を有し、その証としての真珠の髪と燐葉石の目を持つ。女系家族の中で強い力を持って生まれたために尊敬半分疎まれ半分で家族から顧みられず、雑な扱いを受けていた。そのため、人との会話や関係性を築くことがあまり得意ではなく、愛情を向けられることに慣れていない。満碧の浄化能力を頼ってやってくる人間は後を絶たないため、能力を使うことには慣れている&長けている。これまでに浄化した人間の予後には興味がなかったが、汀夏と暮らすことで少しずつ他人の幸せを願えるようになっていく。菊名橋 汀夏(きくなばし ていか):神祇省勤め・25歳/178cm/65kg/攻め帝国大学法学部を主席で卒業し、神祇省(霊的なものを祀り・鎮めるすべての役割を担う)に入った官僚。文武両道を地で行く人。一族は代々神祇省で重用されていたが、数代前に短命の呪いを受けて以降は、閑職にやられることが多い。汀夏自身はそれを良しとせず、周囲の文句を跳ね返すように勉学に励んだ努力家。ただし、表情の変化に乏しいので、あまり周囲からは理解されづらい。自身が背負った一族の定めを跳ね返してやりたいという気持ちと、自分の代でも無理ではないかという気持ちの間で葛藤する(一人で解決したい気持ちが強い)。解決のめどが立たずに残り数年になって、諦めがちになっていたが、満碧と出会って過ごすことで、汀夏自身も自身の態度を反省、満碧に謝罪し、満碧に手を貸してほしいと頼めるようになった。※本作は朝香トオルの個人誌作品の電子書籍版となります。

