「姉ちゃんは気づいていない。でも、あの男は……僕を見て笑った」望遠鏡で覗き、盗聴器で聴く。弟の「観察」が、やがて罪になる――団地NTRサスペンス。■ あらすじ「たっくん。お姉ちゃんまた、猪熊さんのお手伝いしてくるね」団地で二人暮らしをする弟・タクミと、優しくて美しい姉・なつみ。姉は最近、隣の棟に住む中年男・猪熊のもとへ頻繁に通っていた。疑念を抱いたタクミは、ベランダの天体望遠鏡でカーテンの隙間を覗く。レンズの向こうに映ったのは――嫌がる素振りを見せながら、雌の顔で喘ぐ姉の姿だった。しかし、それもすぐに遮光カーテンで閉ざされる。視界を塗りつぶす、分厚い布一枚。「見えないなら……音だ」姉に盗聴器を仕掛け、ヘッドホンから流れる声に耳を澄ませながら、弟は姉への背徳的な独占欲を募らせていく。そして、衝撃の瞬間が訪れる。窓際で犯●れる姉を覗いていたタクミは、気づいてしまった。――あの男は、最初から僕を見ていた。
