私のおなかに宿っているのは、皇太子の赤ちゃんだなんて!
ロンドンのファッションハウスで働くリリアナは鬱屈していた。数年前に希望の職に就いたものの、主な仕事は雑用ばかりで、最近は嫌な上司からのアプローチをかわしつづける日々だから。そんな彼女が会社帰りに出会ったのは、最高級の服を身につけ、ため息がこぼれるほど高貴な雰囲気を漂わせている男性ラフィク。リリアナは母の長年にわたる不倫関係で生まれた出自のせいで、男性に対する不信感が消えず、26歳になっても清らかなままだ。ところが、ラフィクにはまたたく間に心を奪われ、出会ったその日の夜に自らの願いで純潔を捧げてしまった。まさか生まれて初めて愛した男性がとある王国の皇太子で、愛など信じない彼の子どもを身ごもる未来が訪れるとも知らず。
■貴族の館を改修した豪奢なホテルでめくるめく一夜を過ごした翌朝、ヒロインがヒーローから告げられたのは冷たい別れの言葉。彼女は涙ながらに受け入れますが、3カ月後、自らの妊娠に気づいて……。キャロル・マリネッリのドラマチックな作品をお見逃しなく!
