好調、小谷野敦の近代文学人物評伝シリーズの第四弾は、川端康成をとりあげる。 日本初のノーベル賞作家、長年文壇の長老をつとめ、文豪の名声をほしいままにした川端であるが、複雑な生い立ち、謎に満ちた死など、これまで本格的といえる評伝がほとんど出ていない作家である。 本書は川端康成の人生の軌跡と作品分析をとおし、華やかな文壇における活躍ぶりと、虚無的ともいえるもうひとつの顔を描くものである。詳細