「アーティスト」「学芸員」だけじゃない――この20年で広がった‶アートの仕事”の道案内。芸術を「守る」仕事から「活かす」仕事へ。時代とともに変化するアートのキャリアの描き方。●この20年で大きく変わった‶アートの仕事”かつて‶アートの仕事”といえば、作品をつくるアーティストや美術館で働く学芸員など、選択肢が限られているイメージがありました。しかし2017年の文化芸術基本法の改正を機に、アートは、「守る」対象から、社会のなかで「活用する」ものとして、位置づけを大きく変えています。観光、まちづくり、福祉、教育、企業経営――アートが接続する領域が広がるにつれ、それを支える仕事も多様化しています。本書では、制度と現場の両面からこの変化を読み解きます。法律や政策に裏打ちされた確かな地殻変動によりアートの仕事が広がっている現状を、具体的な事例とともに伝えます。●「仕事の特徴」「働く場所」「キャリアモデル」から、自分にあった仕事が見つかる本書では、‶アートの仕事”を探す方法として、「仕事の特徴」「働く場所」「キャリアモデル」という3つの切り口を提示します。現場で活躍するアートワーカーの生の声を取り上げつつ、それぞれの仕事で求められるスキルや採用の入口、年収の目安など、キャリアパスを具体的に紹介します。美大卒業後に新卒でアートコーディネーターとして就職した人のほか、異業種から転職しアーティストのアシスタントとして活躍する人の事例など、アートの世界で働くための手がかりが満載です。 ●企業がアートを「実装」する時代。ビジネスパーソンにも必読の一冊本書では、企業の中でアートがどのように活かされているかにも注目します。アートはいま、空間づくりやブランディングにとどまらず、企業の事業戦略や組織づくりに関わる存在としても注目されています。企業の空間や業態の意味を更新するアートの力を、一過性の企画で終わらせず、社会の中で継続的なプロジェクトとして成立させるためには、構想を「動く仕組み」へと変えていくことが必要になると著者は指摘します。さらに、AIの活用が広がる時代だからこそ、アートを通じて養われる問いを立てる力や、異なる価値を結びつける発想力が、ビジネスの現場でも求められていることを示しています。
