「君は僕のミューズだ。僕が作る舞台に出てくれないか?」演劇学科で天才と称される蒼井想夜は、ヒロイン役にふさわしい美貌の役者が見つからず頭を悩ませていた。ある日、学内の作品展で一枚の自画像に目を奪われる。作者は油絵科の新入生、片桐翠。性別さえも超越した理想のヒロイン像である翠に惚れ、彼を舞台に立たせる決意をする。一方の翠は、自由に絵が描けない日々に嫌気が差し授業をサボりまくる問題児。想夜の猛烈な誘いに戸惑いつつも、真っ直ぐな熱意に触れ、少しずつ心を開きはじめる…演劇にすべてを捧げる変人劇作家×油絵科の気ままな猫系美人。美しいものを愛する二人が、舞台のきらめきの中で繋がっていく青春劇──ここに開幕。

