Dom・Sub・Switchという第二性が制度化された近未来都市。適性検査で支配欲(Dom)と従属欲(Sub)が判定され、専属関係は"カラー(首輪)"と公的なパートナー登録で結ばれる。一ノ瀬湊は、自分がSubであることを隠し、ニュートラルを偽って生きてきた。かつて信頼したDomに、同意なきコマンドと雑なケアで心身を壊された過去があるからだ。Dom/Sub適性インフラ企業〈センチネル〉の下働きとして、俺は息を潜めていた。ある夜、俺は職場で抑えきれず危険なサブドロップに落ちる。命に関わるその俺を、唯一ケアで引き上げたのは、氷のグレアで恐れられる特級Dom、社長・久世玲司だった。「見つけた。お前は、俺が完全にケアできる、たった一人のSubだ」。数万人に一人の"共鳴適性(レゾナンス)"。強すぎるグレアゆえ誰も愛せなかった男と、支配を恐れて隠れてきた俺。コマンドとケアで、俺は初めて満たされ、支配と庇護に安全に溶かされていく。Dom/Subユニバース×格差×重執着溺愛の近未来BL長編、シリーズ第1巻・全10章完結。
