”金城”の外商部長に見初められた指物師の俺は、甘く囲われて逃してもらえない

”金城”の外商部長に見初められた指物師の俺は、甘く囲われて逃してもらえない

作者:
出版社:
-
父の遺した釘を使わぬ江戸指物の技だけを頼りに、天涯孤独で生きてきた指物師・湘。師の樅山の工房で、簞笥やからくりの隠し引き出しを組む、平凡で堅気な毎日。組手町という古い職人町の、鉋屑の匂いだけが友達みたいな暮らし。ある雨の夜、老舗百貨店の外商部長が、名品の修理に工房へやってきた。その男が落として割った、祖父譲りの万年筆の軸を——気づけば俺の手は、木から削り直して継いでいた。男の名は錦織晄。老舗「神鏡百貨店」の外商部長で、富裕層を掌握し、決して顧客を逃さぬことから業界で「金城」と恐れられる男だった。その頃、立ち退きを拒んだ隣の工房が、不審な火事に遭う。——この焦げ方は、失火じゃない。事故を、装ってる。職人の目がそれを見抜いた時、俺は組手町の地上げの陰謀に巻き込まれ、やがて工房への放火の濡れ衣まで着せられる。逃げろと言いながら離してくれないこの男は——十年前、雨の夜。名門の看板の重さに商いの心を折られて彷徨っていた若い外商に、割れた万年筆を継ぎ、小さなからくりの豆簞笥を渡した、あの日の子供が俺だったと。錦織は、あの日から十年、俺の手だけを、忘れられずにいたらしい。老舗百貨店の外商部長×指物師の商家格差×見初められ囲われ×重執着溺愛、現代格差BL長編。シリーズ・全10章完結。
一覧
  • ”金城”の外商部長に見初められた指物師の俺は、甘く囲われて逃してもらえない

    7月31日発売予定

通知管理

通知管理を見る

販売後に設定できるようになります

”金城”の外商部長に見初められた指物師の俺は、甘く囲われて逃してもらえないのレビュー

販売後に書けるようになります