裏の格闘家に拾われた整体師の俺は、なぜか執着されて逃がしてもらえない

裏の格闘家に拾われた整体師の俺は、なぜか執着されて逃がしてもらえない

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下町・千鳥町の古い接骨院を、亡き父から継いだ整体師(骨接ぎ)の俺・葛木洸。人の体の歪みも、骨と筋も、古い傷も、この手で読める。父の口癖は「骨は嘘をつかない。ただ、手で聞け」。ある夜、閉院間際の施術台に運ばれてきた格闘選手の骨折を、俺の手は「事故じゃない。誰かが、故意に壊した」と聞き取ってしまう。八百長興行の闇に触れた瞬間、俺は「選手を故意に壊した整復師」の濡れ衣を着せられ、命を狙われる側に回っていた。そこで俺の前に立ったのは、リングで決して倒れ伏さぬことから"不臥"と呼ばれた、元総合格闘技の王者――今は裏の興行の用心棒、鬼束嵐。恐れられる鬼のはずのその男は、なぜか堅気の俺にだけ、不器用なほど甘い。「その手は、俺が預かる。二度と、壊させねえ」。ただ骨を診ただけの俺を、なぜこの男は、こうも必死に匿うのか。――十年前、雨の夜。拳を憎み自失した若い格闘家の、砕けた拳を継いだ少年がいた。「兄ちゃんの手は、まだ人を守れる手だよ。壊す手じゃない」。あの日、その拳に巻いた父の遺した晒を、鬼束は十年、リングで巻き続けていた。裏の格闘家×整体師の格差×拾われ守護×重執着溺愛、現代格差BL長編。全10章完結。
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  • 裏の格闘家に拾われた整体師の俺は、なぜか執着されて逃がしてもらえない

    7月31日発売予定

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