広告界の帝王に見初められた看板絵師の俺は、甘く囲われて逃げられない

広告界の帝王に見初められた看板絵師の俺は、甘く囲われて逃げられない

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彩橋商店街の片隅で、映画館の巨大看板や商店の手描き看板を、筆一本で描いて生きてきた看板絵師・織部縁。親も、育ての師匠も亡くし、絵具の匂いだけが友達みたいな、平凡で堅気な毎日。ある雨上がりの朝、暁座の大看板を描く俺の手を、見上げて立ち尽くす黒スーツの男がいた。名は綺堂皓。大手広告代理店「電央堂」に君臨し、打った広告で一度も負けなし——業界で「覇筆」と恐れられる、伝説のクリエイティブディレクター。「その手で、俺のキャンペーンを描いてくれないか」。冷酷なはずのその男は、なぜか下町の看板屋の俺にだけ、不器用なほど甘い。「二度と、この手描きの筋を、汚させねえ」。ただ看板を描いていただけの俺を、なぜこの男は、こうも必死に囲い込むのか。やがて電央堂の専務が、俺の下絵を盗んで大型キャンペーンを乗っ取り、抗議した俺に「盗作したのは絵師の方だ」と逆の濡れ衣を着せてくる。逃げろと言いながら離してくれないこの男は——十年前、盗作の濡れ衣を着せられて創る心を失いかけた雨の夜、俺が描いた一枚の看板に救われて、ずっと俺の線だけを、忘れられずにいたらしい。伝説のCD×手描き看板絵師の専門職格差×重執着溺愛、現代格差BL長編。決着は、線が証す。シリーズ・全10章完結。
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  • 広告界の帝王に見初められた看板絵師の俺は、甘く囲われて逃げられない

    7月31日発売予定

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