時読みの王に献上されたΩの俺は、なぜか溺愛される

時読みの王に献上されたΩの俺は、なぜか溺愛される

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900
刻乱れの年、鐘鳴の都リンドリアは、暴走する大時鐘を鎮めるため、最も腕の良い調律師を「刻の贄」として時読みの王へ献上する慣習を持つ。孤児上がりの下働きの俺、カノンは、誰にも望まれぬ「捨て贄」として大時鐘宮ホライアへ差し出された。ただ歯車を調え、静かに消えるだけの身のはずだった――大時鐘の前で、抑えていた発情期が弾けるまでは。押し寄せるΑたちから俺を救ったのは、不老の刻を統べる冷徹な王、ディオン・ホーラ。「お前は俺の番だ。幾百年、探し続けた対だ」。刻読みの盤を回し続けた王の翠がかった瞳が、俺だけを射抜く。捨て贄のはずが、逃がしてもらえない。俺の左手首に眠る古い刻印の痣と、王の母が遺した「刻守の血」の秘密。番と刻守の二重の運命に絡め取られながら、俺は少しずつ、この冷たい時の王の、誰にも見せない本音に触れていく。BL異世界オメガバース長編、シリーズ第1巻・全10章完結。

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    7月28日発売予定

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