都会のビルの谷間にある茶藝館「春台亭」。いつ空いているかも解らない、不思議な店には、美しき店主が一人。主人公は、子供の頃、ここへ迷い込んだ事がある気がしていた。その時、見ては行けないものを、見てしまった気がしていたことだけが、ずっと心残りで……。主人公を店内へと誘う店主。気が付くと彼から目が離せなくなっていくなかで、店主は淡く微笑む。「あなたが、私を……誘ったのでしょう……?」囁くような、店主の甘い声音から主人公は逃れられなくなっていく……。■Alt Blue Novelsとは?■世の中には、星の数ほどの物語があります。Alt Blue Novelsは、ジャンルや型にとらわれず、さまざまなBLを表現する小説レーベルです。甘さも痛みも、静けさも激情も、そのすべてが物語のかたち。あなたに響く一編が、きっとここにあります。
