今の日本では、政治家は信用できないという人は多いし、民意の重要性を強調する人もいる。そういう人に出会うと、「僕は政治家を信用しているのだけれど」とか、「民意なんて本当にあるの?」と聞いてみたくなる。
逆も同じで、政治家を信用している人には「政治家のどこを信用しているの?」と聞きたいし、民意の愚かさを説く人には「民主主義を否定するっていうことですか?」と問いかけたくなるのだ。
この本は、私のそうした迷いや疑問を、学問の言葉を利用しながら表現しようとしたものだ。(「はじめに」より)
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