蔑み続けた新妻の純潔を、大富豪はまだ知らない……。
テンプラーは亡き妹の娘ケリを引き取って懸命に育ててきたが、事務員の仕事では生活費と養育費を充分にまかないきれず、ケリの泣き声を理由に、住む部屋からの立ち退きも迫られていた。思い悩んだ末、妹が遺した手紙をもとにケリの父親を見つけ、アレックスという人物に〈話があるので会ってほしい〉と書き送った。だが現れたのは、その兄のギリシア大富豪レオンで、弟は死んだと言う。さらに、ケリを弟とテンプラーの娘だと思いこんだ彼は、弟の遺児を育てるために、僕が君と結婚すると宣言した!もし拒むなら、ケリだけ引き取ると脅しめいた言葉さえ口にして。こんな敵意に満ちた冷酷な男性に、大切な姪を託せるわけがないわ。実の母親でないことを隠し、テンプラーはやむなく結婚に応じるが……。
■家政婦や子守りもいる贅沢な大邸宅での結婚生活が始まりますが、レオンはテンプラーを身持ちの悪い女と誤解していて、新妻には指一本触れません。それどころか、一緒に過ごしたり会話をしたりすることさえほぼない一方で、姪のケリだけはひどくかわいがり……。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

