「朔(さく)、お前のことが世界で一番大事だ。だから俺はもうお前とはセックスしない」兄弟の道を踏み外した朔と秋(あき)。そこへ義母から荷物が届く。震える秋に「いいよ…オレ達家族に戻ろう…」そう告げた朔は、秋に黙って家を出た。『恋心を殺しても側にいてくれないなら、もう“普通”なんていらない』きれいで優しい義理の兄に、初めて劣情を抱いてしまった知られざる朔の少年時代。そして、温かい思い出と苦しい現実の狭間に苦悩する秋。禁断の恋は、いつから始まったのか? 二人が最後に出した答えは――。大人気シリーズ感動のフィナーレ!!