「本日を以て終了よ」 この日のこの出来事が、彼らの運命の分岐点だった。 常に命を狙われて必死に生きて来た公女と温室育ちの王太子との政略的な婚約は、 王家の身勝手極まりない独善的なものであった。 それにもかかわらず、見た目だけが取り柄の伯爵令嬢を傍に置く王太子は、 非の打ち所のない婚約者の公女を蔑ろにし、冤罪で陥れ幽閉する算段を立てる。 しかし、それらは全て公女の手のひらの上だった――。詳細