<元軍人×ヒューマノイド>終戦から七年。元軍人のカイトは、スラムと化した外縁コロニーで、気ままに仕事を請け負いながら暮らしていた。そんな彼の前にある日現れたのは、ヒューマノイド・LX-404――エル。記憶を失い、自分の役割すらわからないエルは、ただひとつ、「僕は、あなたへのお届け物です」とだけ告げる。無機質なはずの機体が見せる、時折の人間らしさ。戸惑いながらも放っておけず、カイトはエルをそばに置いて暮らし始める。だがエルの内部には、世界の均衡を揺るがしかねない“鍵”が眠っていた。失われた記憶を追ううち、二人はヒューマノイドを取り巻く巨大な秘密へと近づいていく――。従属の鎖〈カインシステム〉につながれたヒューマノイドと、彼らと距離を置いてきた元軍人。ディストピアの世界を舞台に描く、SFBL作品。※本作はteoの個人誌作品の電子書籍版となります。
