社会人1年目。理想と現実のギャップに打ちのめされながら、ブラック企業で心も身体も擦り減らす日々を送る中村。終電帰りが続くある夜、ふと目に留まったのは、ひっそり佇むリラクゼーションサロンの灯りだった。初回特典に惹かれ、半ばふらりと足を踏み入れたその先で――中村は、まさかの再会を果たす。担当として現れたのは、〇校時代に同じクラスだった‘藤白’。地味で目立たなかったはずの彼女は、今や肌見せのキャミソールに身を包み、大人の色香と、プロの手つきで彼を迎え入れる‘マッサージ嬢’になっていた。「中村くんだから……特別だよ?」懐かしさと戸惑い。それでも、藤白の優しくて密着感たっぷりの施術に、固くこわばっていた心と体は、じわじわとほぐれていく。穏やかな声、柔らかな吐息、思わせぶりな指先──それらすべてが、癒やしの皮をかぶった甘美な罠となり、彼の中の‘なにか’を静かに狂わせていく。「癒やし」と「快楽」、その境界が曖昧になる夜が、今、始まる──。
