十月の運動会、ビデオカメラの操作をきっかけに永野敦史と平田里奈は出会う。互いに「理想の親」を演じる日々に限界を感じていた二人は、レンズ越しに交わした視線を合図に、禁断の境界線を越えていく。湾岸の密室、真夜中のホテル。背徳を劇薬に変え、溺れるほどに熱を帯びる情事。しかし、幸せを撮るはずだったレンズは、皮肉にも二人を「不貞の被写体」として切り取る。冬の夕暮れ、すべてを失った男の耳に最期の音が響く。
7月3日発売予定
通知管理を見る
販売後に設定できるようになります
販売後に書けるようになります

放課後の不実なチャイム