ミシュラン三ツ星ホテルの料理長として十年走り、誰にも認められないまま厨房で倒れた三十一歳。気がつけば、加護も魔力もない『出来損ない』第三王女アディーリエに転生していた。社交界からは見捨てられた身。けれど嫁ぎ先と決められた中央王宮宴部は、食材の二重三重発注、分断された厨房動線、半年遅配の俸給、二系統で食い違う宴席座次表と献立札――崩れ切った現場だった。散らばった献立札を前世の手仕事で十分で組み直した私を、最初に見抜いたのは冷峻と名高い宴部統括卿アルフェルト・カネルス閣下。「お前のその手仕事は、この宴部のためのものだ。二度と他所には行かせない」――銅鍋の前から始まる、現場の手仕事ベース独占の溺愛。誰にも認められなかった前世の腕が、今世で見つけられ、求められ、愛される。前世料理長の異世界お仕事ロマンス長編TL。#異世界転生 #TL #お仕事 #溺愛 #ハッピーエンド

