「骨は曲がって付くのが当たり前」――聖花の加護が宿らず、取り柄なしと蔑まれる接骨小屋の下働き女中リーゼ。けれど彼女の前世は、砕けた骨を一本ずつ繋ぎ直してきた整形外科医だった。鉱山の落盤で潰れた腕、放り出されるはずの労役者――間に合う手足を、彼女は諦めない。その確かな手技を、古傷を抱える寡黙な辺境守備軍総帥ガイウスだけが見抜いた。誰にも戻してもらえなかった己の右腕を、まっすぐに戻してくれた女。「この骨接ぎの手だけは、何があっても手放せない」。容姿でも運命でもなく、廃兵を一人も出さぬその手ゆえに、総帥は彼女を放さない。整復され、戦線へ、暮らしへ返されていく無数の手足。骨にも、幸せにも、それぞれの時間がある――焦らず付けた絆は、やがて溺愛の結末へ。前世医療職能チート×寡黙総帥の独占愛、満ち足りたハッピーエンド。#異世界転生 #前世整形外科医 #職能チート #寡黙ヒーロー #溺愛 #ハッピーエンド #TL

