悪役令嬢の私が公開法廷の傍聴速記録を匿名刊行しました

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830
乙女ゲームの記憶を持って旧帝国の遺跡都市国家の悪役令嬢レオノールに転生したわたしを待つのは、半月先の開廷祭で第二王子に婚約を破棄され、敵側ヒロインと共に処断される断罪ルート――。だから決めました。断罪を待たず、わたしが公開傍聴録で断罪ルートそのものを書き換える。匿名筆名「西の石都の傍聴人」で公開法廷を一字一句速記し、『公開傍聴録』を写字工房から各組合会館へ回覧。敵の不正を段階公開で予告する。社交界全員が「誰が速記したのか」と揺れる中、ただ一人――冷徹な遺跡都市辺境伯コンラートだけが、調書の起こし方と論証の畳み方から「この速記をしたのはレオノールだ」と一目で見抜いた。「この書き手を、私は妃として隣に置きたい。共闘の予約は本日付で成立した」。偽証教唆、遺言状改竄、公印偽造――刊行のたびに敵が自滅していくその全てを、彼だけが「最高でしたね」と暗い昂揚で称賛してくださる。断罪ルートを書き換える悪役令嬢と、匿名の手を解いた素のわたしだけが知る唯一の共闘者との溺愛の結末へ。女性向けTL長編・全10章完結。

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    7月16日発売予定

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