王宮の図書司書として静かに暮らしてきたソフィア・リンドベリ、十九歳。神殿の定例審査で「百年に一度の神託の聖女」と判明した瞬間、先王崩御から半年で玉座に就いた若き国王ヴィルヘルム・グランツ、二十八歳が、玉座を降りて私の前に膝を折られた。誰もが恐れる氷の若き君主が、至聖所で二人になるたび、王冠を外し、国璽を脇に置き、傷を見せて離してくれない。「お前は国宝以前に俺の唯一だ。三年前、お前が書庫で俺に告げた一言が、俺を生かしてきた」。神託の力を知らずに口にしていた予言の正体と、王の鎧の下に踏み込まれる甘い夜を、誓いの夜まで一冊で完結させる聖女守護型ハッピーエンド長編TL♡ 王宮神事の神聖な隔絶と、玉座の冷徹の鎧の下に差し出される独占の溺愛を、断罪なし・破棄なしで最後の頁まで。
