市井の薬師として静かに暮らしてきたエルナ・ファイファ、十九歳。神殿の定例審査で「百年に一度の聖女」と判明した瞬間、王命で国家直属の聖女護衛騎士団――その団長アレクシス・ヴェルナーの庇護下に置かれた。誰もが畏れる戦場の鬼神が、私の前でだけ鎧を脱ぎ、膝を折り、傷を見せて離してくれない。「お前は国宝以前に俺の唯一だ。二度と手放さない」。かつて街道で知らずに癒した瀕死の兵こそが、彼だった。聖女の力を知らずに差し出していた癒しと、職務を超えて私にだけ向けられる独占の溺愛♡ 国家の盾に守られる神聖な隔絶と、その鎧の下に踏み込まれる甘い夜を、誓いの夜まで一冊で駆け抜ける、断罪なし・すれ違いなしの聖女守護型ハッピーエンド長編TL。聖女能力ゆえに守られる必然と、戦場の鬼神の鎧の下の素顔を、最後の頁まで。
