女性専用の越冬観測所で先任の観測員とあたしが朝まで放さない

女性専用の越冬観測所で先任の観測員とあたしが朝まで放さない

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標高三千メートル、雲海の上の孤立峰に建つ女性専用の高地天体観測所「天頂観測所」。冬は索道が止まり、男はひとりも上がれない。観測補助の研修生・夜霧実咲、十八歳は、十二月から三月までの越冬観測にひとりだけ配属された。先任の観測員は霧野朔、二十三歳――星の位置を秒単位で諳んじる、観測所一腕の確かな人。昼は二人で反射望遠鏡のドームに籠もり、南中を待ち、座標と等級をノートに刻む。けれど消灯後、仮眠室の硬いベッドで、星図をなぞるときと同じまっすぐな指が、昼とは別の測り方であたしの首筋へ伸びてくる。「実咲、今夜も南中まで起きてよ」「索道が止まってるあいだは、二人だけや」「朝まで、放さへんで」。男主人公はいない。雲の上に閉ざされたドームと星明かりの仮眠室で、越冬のあいだ毎晩、昼の星を夜の肌に置き換えて本気で放さずにいる。継続宣言HEの単巻完結・全十章。R18百合官能。
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  • 女性専用の越冬観測所で先任の観測員とあたしが朝まで放さない

    7月14日発売予定

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