前世は、患者を救いきれなかった日本の救命救急医。過労で命を落とし、目覚めた先は魔力なき「失格治癒師」として辺境へ追われた異世界だった。神言の届かぬ深部裂傷に、戦傷者は次々と命を落としていく――そんな野戦救護所で、彼女は神官治癒術ではなく前世の「医療の手」で、止血を、縫合を、救命を始めてしまう。その手技に最初に気づいたのは、領を背負う冷徹な辺境伯だった。「この医療の手を、二度と他所には行かせない」。容姿でも身分でもなく、救命の腕そのものを見初められ、彼女は辺境伯領の医療体系を、そして幾度も死にかけた閣下自身の古い戦傷を、一針ずつ縫い直していく。神言と医療の手が手を取り合い、救えなかった前世の悔いが、この世界で果たされていく。職能ベース独占×溺愛で綴る、確かな手応えのハッピーエンド異世界転生ロマンス。#異世界転生 #職業もの #辺境伯 #溺愛 #ハッピーエンド #TL

