弱きを助けたことが、騎士団では立派な除籍理由になる——理由にならないことが理由になる、そういう場所だった。参謀の縁者の横暴を止めただけで名簿から除かれた見習い騎士アル・ヴェント。怒りも湧かぬまま、彼は雪嶺の鉱山街へと流れ着く。「下級」と侮られても、戦鎌一本を振るう彼の腕は隠せない。坑道に巣食う脅威を断ち、街を狙う参謀の陰謀を打ち砕き、貶められた星読みの一族の名誉を回復させていく。家門も後ろ盾もない無名の男が、ただ腕と誠実さだけで雪嶺の人々の信頼を勝ち取り、頂点へと昇りつめる。長い冬を越えた春祭りで誓いを交わす、その輝かしい結末まで。理不尽を実力で覆す、爽快な下剋上・成り上がりファンタジー。#異世界 #成り上がり #下剋上 #ハッピーエンド #全年齢
