隣国の宮廷を追われ、双剣を背に放浪する流れ者の剣士。古代遺跡都市にたどり着いた彼は、探索団でただの下級雑用と侮られることになる。だが彼が石碑回廊に足を踏み入れ、古代石碑の刻印を読み解き、双剣で道を切り拓くたび、その天賦の素養が探索団を静かに変えていく。誰も到達できなかった石碑回廊の最奥へと踏破を重ね、いつしか古代遺跡都市の探索団は、王都中の探索者が憧れる存在へ。かつて彼を見誤った者たちが、遅れて評価を覆していく痛快な観察者構造。古代遺跡前広場の依頼石板、石碑工房の火、双剣の手入れの夜——地に足のついた最強冒険譚が、穏やかな居場所の物語として描かれる、全十章・シリーズ第一巻。【主人公最強/成り上がり/古代遺跡/探索団/ハイファンタジー/痛快/全年齢】

