地味令嬢の私が、銀狼族の族長に魂の番と定められて

地味令嬢の私が、銀狼族の族長に魂の番と定められて

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830
誰にも見初められない地味な伯爵令嬢リリア。母が遺した銀の指輪と古い手帖だけを胸に、私は王都を離れ、誰も寄りつかない祖母の辺境領へと退いた。けれど東辺の森で出会った銀狼族の若き族長アシュランは、私の指輪が月光に白く透けた瞬間、銀の瞳を深く揺らして言い切った――「俺の番は、お前ひとりだ」と。血の絆、魂の縁、月の選び。三重の運命装置が、地味なだけだったはずの私を、銀の月里の唯一として縛りつける。逃げようとしても、月が、血が、彼の腕が、それを許さない。対立族長の陰謀が銀の月里を脅かすなか、公の統率の顔の裏で見せる彼の脆さに触れ、私は初めて「選ばれる」ことの陶酔を知っていく。オメガバース語彙を一切使わない、獣人運命番TL。月光と血の系譜が満ちるHE、シリーズ第1巻・全十章完結。

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    7月6日発売予定

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