平凡な俺が、美形の宮大工棟梁に静かに執着されているらしい

平凡な俺が、美形の宮大工棟梁に静かに執着されているらしい

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選ばれる側ではない――兄を亡くし、家業の左官工務店を畳んで、京都の社寺修復の現場へ流れ着いた湊瀬蒼は、いつからかそう思って生きてきた。現場の片隅で黙々と壁を塗り、塗り終えればまた次の現場へ。それでいいのだと、自分に言い聞かせてきた。台風一過の朝、崩れた土壁を前に手のひらで土の声を聴く蒼に、低く柔らかな声がかかる。整いすぎた美貌と凪いだ表情――「氷の棟梁」と呼ばれ誰からも遠巻きにされる宮大工の当主、東雲嵯一だった。彼はなぜか、蒼の荒れた職人の手ばかりを、静かに見つめてくる。古き手仕事を継ぐ者だけが分かち合える孤独。叔父との家督争いを越え、土壁を一段ずつ塗り重ねるように、二人は互いを生涯の相手として選び直していく。BL現代執着ラブ長編、全10章完結。
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  • 平凡な俺が、美形の宮大工棟梁に静かに執着されているらしい

    7月6日発売予定

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